nøgle~オススメ書籍~


“nøgle(ノイレ)”は“鍵”という意味のあるデンマーク語です。

このページでは、森のようちえん関連、自然保育やウィズ・ナチュラのエッセンスを感じていただけるようなオススメ書籍をご紹介します。

・魚座新月のオススメ図書2021.03.13

「あしのうらのはなし」やぎゅうげんいちろう作

「0歳からの足育(あしいく)のすすめ」玉島麻理・小野直洋・高山かおる著、武藤芳照監修

・水瓶座新月のオススメ図書2021.02.12

「こどもキッチン、はじまります」石井由紀子著

「一汁一菜でよいという提案」土井善晴著

・山羊座新月のオススメ図書2021.01.13

「みんなのちきゅうカタログ」監修 ソーヤー海/絵 川村若菜/文 福岡梓

・射手座新月のオススメ図書2020.12.15

「北欧の森のようちえん」リッケ・ローゼングレン著 

ヴィンスルー美智子/村上進 訳

・蠍座新月のオススメ図書2020.11.15

「非認知能力の育て方-心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育」ボーク重子著

・天秤座新月のオススメ図書2020.10.17

「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著

・乙女座新月のオススメ図書2020.9.17

「常識を変える!親子で伸ばす自然な子育て」岡本麻友子著


魚座新月のオススメ図書

2021.03.13

今月は森のようちえんウィズ・ナチュラで大切にしている私たちの「足」にフォーカス。

保育スタッフとして日々森の中で子どもたちと過ごし、足育アドバイザーとしても活躍するジェシカさん。

ナチュラっ子がみんな大好き“カラダの日”はジェシカさんのリードで足指から全身くまなく用いて自分のカラダと繋がる日となっています。

そんなジェシカさんに「足」に関する書籍を紹介してもらいました。

『あしのうらのはなし』

「このほんは はだしになってよんでね」とスタートするこの絵本。普段足のことをあまり気にしていない子ども達もこの本を読むと素直に靴下を脱ぎだします。(笑)

人間の足ってどんな大きさ? 足の裏に模様がある? 足ってどんなことしてるの?

普段は身体の下になって見えない足の裏の役割や働きを柳生さんの世界観で楽しく読める一冊です。最後に足形の取り方も載っているのでお家で実際にやってみるのもおススメです!

 

間もなく入学・進級の時期。お子さんの靴を新調される方も多いのではないでしょうか。

靴ってどのように選んでいますか? すぐに大きくなるからと大きめの靴を買っていませんか?

 

その靴、本当に足に合っていますか?

 

 

正しく足計測をしないと足のサイズはわかりません。でも計測なんて出来ない、という方に簡単なサイズチェックの方法をご紹介します。

 

靴の中敷きを取り出して踵を合わせて素足を乗せてみてください。そうするとサイズアウトしているか、逆に余裕があるかがよくわかります。ご家庭で出来る一番簡単な方法です。購入される時は素足より約1㎝ほどゆとり(捨て寸)を持って購入してくださいね。

そして履く時は“かかとトントン ベルトでギュー”が大事です。これをしないと良い靴も台無し。

靴は「足を守る」ために履くものです。

足に合った靴だとどんどん歩けちゃいます!転びにくくもなるし、「抱っこ~」って言わなくなるかも!

 

もっと足や靴のこと知りたくなりましたか?

日本足育プロジェクト協会から『0歳からの足育(あしいく)のすすめ』という本が出ました。

 

靴のことだけでなく、0歳から実際に家庭で取り組める足育てについて詳しく書かれています。実例の写真などもたくさん載っているので読みやすいうえに「あしいくたいそう」のDVDも付録されているので、すぐにご家庭で体操に取り組めます。

『0歳からの足育(あしいく)のすすめ』

玉島麻理 (著)

小野直洋 (著)

高山かおる (著)

武藤芳照 (監修)

論創社

[書籍内容紹介より]

現代っ子の足が危ない!
「足育(あしいく)」とは、忘れがちな足の大切さを知り、足を健康に育てることを子育てに取り入れ、実践すること。 デジタル社会の進展に伴って、現代っ子の体力、運動能力が低下し、心身の健康が損なわれていくことが懸念されている。足元から子どもたちの生涯にわたる健康づくりをはぐくむための知識と技能が満載。
足は、からだの土台。
「足の大切さ」「靴選びのポイント」「運動の大切さ」「足の爪のトラブル」「足のケガと故障」について、子育て中のお父さんお母さんが正しい知識を持ち、乳幼児から足をしっかり観察して、子どもたちの大切な足を見守るノウハウを紹介。

ウィズ・ナチュラには(ようちえんですが)赤ちゃんクラス『ベビnaCHU♡』があります。そこで0歳からの足育の取り組みも実践しています。

身体を支えてくれる大切な足。しっかり育ててトラブル予防ケアもしていきたいですね。

 

森のようちえんウィズ・ナチュラ

保育スタッフ・足育アドバイザー® 西野美佳

~管理人のつぶやき~

「そんな座り方したらジェシカに怒られるで~」

もうすぐ年長の娘によく注意されます(笑)

「赤ちゃん指がんばれ!お姉さん指もがんばれ!」

娘は自宅で足指に話しかけています(笑)

カラダの土台とココロの土台

どちらも笑顔で生きていくには大切なもの。。。

意識しないと見えてこないもの。。。

見えたら笑っちゃうくらい楽しいもの。。。

 


水瓶座新月のオススメ図書

2021.02.12

今月は「食」を通して見る森のようちえんの世界。

食育担当保育スタッフはなちゃんと森のようちえんウィズ・ナチュラが運営する“自然な暮らしcommu+cafeコリコック”の店主典代ちゃんから紹介してもらいました。

『こどもキッチン、はじまります』

親子料理教室でご存じの方も多い石井由紀子さんの著書。
台所は大好きなお母さんがいるところっていうのもあるけれど、ワクワクややってみたいがいっぱい詰まった場所。
【台所仕事には叩く、つぶす、剥く、混ぜる、ちぎる、折る、巻く、注ぐ、、、手や体のあらゆる動きが含まれています。見たり、聞いたり、味わったり、匂いをかいだり、触ったり、、、五感もフルに使います。自分を成長させてくれる魅力的な場所、それが子どもにとっての台所。】

私の息子も小さい頃は台所が好きでした。何でもやりたがり、キャベツ1個にしても何度もちぎり、かぶりつき、たたき、匂いをかぎ、転がし、手や五感をフルに使っていた姿を覚えています。
子どもにやらせてあげたいけど、、、お家だとお母さんに余裕がないとなかなか難しいのも事実。

成長段階に応じたポイントや、親の見守り方が分かりやすく書いてあり、「これならできるかも」「ちょっとやてみようかな」と背中を押してもらえるような、忙しいお母さんたちにも読みやすい本です。

お母さんたちの知りたいQ&Aや「できる・やりたい」動きを取り入れた簡単レシピもイラスト付きでわかりやすく、そして美味しいです!

この本は主に台所のことについて書かれてますが、【まつ、みる、だまる、かくれる、みとめる、みまもる】は子育てのすべての事に繋がる内容だなと感じます。

 

そんな子育てに大事なメッセージは著者の体験談コラムに書かれています。

 

子どもと一緒に親も成長。

∞日常のあらゆる場面で「子どもが育つ大人のあり方」を実践する人であふれる社会となりますように。そして子どもたちは、自立して自律的で、平和に、人と価値ある何かを築ける大人となって巣立っていってくれますよいに∞
心にグッとくる著者からの言葉です。

森のようちえんウィズ・ナチュラ 食育スタッフ はなちゃん



『一汁一菜でよいという提案』

土井善晴著

グラフィック社

ごはんを作る時間があまり取れなかったり、子育て中は特に余裕がなくて、お米を炊いている間にお味噌汁を作るだけで精一杯。手抜きになったな。となんだか申し訳ない気持ちになっている人がいるなら、そんなことはない!と大きな声で言いたい! 

そのごはんとお味噌汁を作り続けているからこそ、食の伝統文化が継承されて今もその文化が根付いています。

お味噌汁の具材を季節の野菜と揚げやお豆腐を入れるだけで食物繊維やタンパク質がとれるので、ごはんとお味噌汁で十分栄養は足ります。
子育て中は、こどもがあれも食べないこれも食べない、と悩むお母さんは多いですが、お味噌汁にこどもの好きな具材をいれたり、スープにしたり。お味噌は身体にいいから食べてほしいけど食べない。そんな時は、味噌をごはんのお供にして出してみたり。塩気があってご飯に合うので案外食べてくれたりします。

そして、この本では毎日美味しくなくていい。まずい日があってもいい。とあります。
それも『味覚』が育つ一つの要素になるから。いろんな経験をするから、違いを知り好き嫌いができる。

ご飯を炊くことも、お米を洗ってお水を測って火加減をしてーーと、手が加わる。それが『愛情』として、ごはんから伝わるからこそご飯とお味噌汁で十分!

本文に
『お天道様が作った食材はすべて神なのですが、おろそかに扱うことはありません。そんなことをすればバチがあたります。神様がそこにいるように、手を洗ってきれいな手で触れ、一つ一つ料理したのです。食文化とは、気候風土とともに大自然を畏恐し、神様を感じながら生まれたものなのです』
とあります。
ようちえんでは、月に一度、『おむすびの会』をします。一人一人が自分の分のお米を洗って土鍋でご飯を炊き、おむすびを作る。お米は神様だよ、一粒一粒大切ないのちだよ、と伝えています。
それぞれにお米を感じそれはそれは、美味しいおむすびを作ります。

言葉では伝えきれない感覚を感じ、体験しています。
それは自分のいのちと周りのいのちを大切に扱うという心を育てていると思います。
「一汁一菜」
今日は、どんな具材のお味噌汁を作ろうかな。それだけで、ワクワクします。
今晩のごはんは、一汁一菜にしてはいかがでしょうか?

自然な暮らしcommu+cafe店主 典代ちゃん

~管理人のつぶやき~

「大人がいま、目の前で見せてくれることはすべて、いずれは自分がやることだと子どもは思っています。」

と石井さん。

「生活とは生きるための活動。

いちばん大切なのは、一生懸命、生活すること」

と土井さん。

やはり、まずは自分から。。。

目を反らさず生きろ。。。

 


山羊座新月のオススメ図書

2021.01.13

〜みんなのちきゅうカタログ紹介文より〜

この本は子どもたちへ向けた、希望と命の世界への招待状です。

1章:食べる (食育)

2章:つくる (創造と消費)

3章:エッジで遊ぶ (多様性と挑戦)

4章:デザインする (生態系と関係性)

5章:与えあう (ギフトの精神)

6章:立ち止まる (心の観察)

7章:続けていく (持続可能な社会)

8章:生きる (生き方の選択肢)

不思議と引き寄せられるようにこの本に出会った。

〝これから色々な世界観に触れながら成長していくであろう彼らの心が、いつでもふと思い出せるように。〟

そんな気持ちで年長と年少だった我が子の絵本棚にそっと並べたのは2年前のこと。

好奇心をくすぐられて開いた時に自分のペースで読めるように、彼らがワクワクしそうなページには漢字にふりがなをふって。私の好きなページにも。

しばらくして読み始めた長男の最初の感想は

〝こんなこと書ける人、ほんとにすごいね〟

だった。

本を書く人はたくさんいるし、そりゃあみんなすごいのだけど。ありきたりな言葉だけど、その奥にはワクワクする気持ちや、もしかすると人間の生命の本質は子どもの方がちゃんと知っていて(大人は忘れてしまっている)そこに心が動かされているのを感じた。

小学2年生になった長男は大好きな魚釣りがきっかけで海洋汚染や海洋プラスチックについて興味を持ち、関連した雑誌や絵本を集めるようになった。

子ども向けの絵本であっても知らなかったことだらけ。今地球で起きている現実を目の当たりにし、どうしようもない気持ちになり大人の私は逃げたくなる。

子どもたちには、こんな大変な地球でごめんなさい、と申し訳ない気持ちにさえなる。

〝地球のことがもっと知りたい。自分たちが住んでいる地球でどんなことが起きているのかをもっと知りたい。〟

地球の現状を知ることで未来を悲観したり、絶望感でいっぱいになったりしないかな?

当時7歳の彼に今の地球の現実を受け止められるのかな?

正直そんな気持ちもあったが、

〝たくさんの人に今地球で起きていることを知ってもらいたい〟と言う彼が、数ある本の中でみんなに一番読んでもらいたい、知ってもらいたい本は〝みんなのちきゅうカタログ〟と答えた。

理由は〝ちきゅうカタログには地球のおもしろいことがたくさん書いてあるから。地球のおもしろさや楽しさを知ったら、みんな地球を好きになる。そうすると地球を大切にするし守りたいと思うようになるからさ。〟

我が子ながら、驚きの視点と発言だった。

彼が一番伝えたいことは今地球で起きている現状ではなくて、地球のおもしろさと楽しさ。

つまり、

この美しい地球に生まれたことの歓び。

危機を感じて地球を守らねばという使命感を背負うのではなく、自分の生まれた地球の美しさやおもしろさを知った時に、この地球を、自然や生き物を、そしてそれらと共に生きている自分はどうしたいのか?ということ。

〝地球も人間や生き物と同じ生き物。生きてるねんから。〟

子どもたちから湧き出てくる地球を守りたい気持ちは、不安や恐れがベースではなく、愛がベースにある。それは、本来の人間の生き方在り方とも繋がる。

この冬の次男へのクリスマスプレゼントも『みんなのちきゅうカタログ』

自分だけのちきゅうカタログに大喜び!

これからの時代の地球を生きていく彼らの人生に、そっと優しく寄り添い続けてくれることを願って。

 

大人も子どももワクワク。

自分の中の自然に出会い、地球への愛を思い出す一冊です。

 

〜みんなのちきゅうカタログより〜

 1 地球を大事にすること

 2 人を大事にすること(自分のこともね)

 3 みんなで分かちあうこと、与えあうこと

 

ウィズ・ナチュラ保育スタッフ ちひろちゃん

~管理人のつぶやき~

「無」敵になる。

本書に出てくる数あるメッセージの中でも

この言葉が私の心を掴んで離さない。

「無」ってなんだかマイナスなイメージがあるけど、

よく考えたら「無」なのだから

プラスもマイナスもない。

世の中の大体のことは

小学一年生で学ぶ足すと引くで事足りる。

無いものの存在を証明することはとても難しいけれど、

既にあるのなら簡単だ。引けばいい。

足りない事が分かっているなら足せばいい。
ワクワクが止まらない。 


射手座新月のオススメ図書

2020.12.15

コペンハーゲンの少し北にある森のそばにある茅葺き屋根の建物にある私立のルドルフ・シュタイナー保育施設「こども島ボンサイ」。

著者はこの施設の共同設立者であり園長のリッケ・ローゼングレンさん。私たち日本人に馴染みのある言葉「ボンサイ」という名前を選んだのは、それが日本語で“よく手入れされた小さな木”という意味で、盆栽と同じように、小さなこどもには愛情という栄養と、時間、そして発達のための適切な枠組みが必要だという意味が込められています。

原題は"Child of nature"「自然の中の子ども」だけではなく「子どもの中の自然」をも意味しています。

 

序章の中ではこの本の目的を「子どもにとって自然がなぜ、どれほど重要なのかを明らかにすること」だと記し、子どもにとって何がどれほど重要か、子どもと接する大人や保育者の望ましい在り方、森のようちえんと通ずるシュタイナーの理念、幼稚園という枠の中での教育、などに関して、時に論理的に、そして感覚的に、経験に基づく知識を美しい写真の数々で読者のイメージを膨らましながら伝えてくれています。

また森のようちえんに自身の子どもを通わせたりと実際にその世界に触れているお二人の邦訳は、角のないなめらかな文章で、この本で著者が描こうとしている世界を日本の読者に淀みなく伝えてくれます。

 

本の冒頭「日本の読者の皆さまへ」というページにてその意味をひとことで表す言葉が見つからなかったと紹介されているデンマーク語

nærvær」(ネァヴェア)-その場に存在し、今そこで起きていることに関わる。自分の行動を意識して、ともにいる人にしっかりと心を向ける。単に傍にいるといった物理的・身体的状態ではなく、共通体験をすること。

そして自然の中で私たちは、今その場に在る、ということを実感し、よりに「nærværende」になれる。という文章が深く心に残っています。

ルドルフ・シュタイナーが唱道した人智学=アントロポゾフィーに関する書籍を数多く出版するイザラ書房では「職業として幼児教育にたずさわる方や、この年代の子どもをもつ保護者だけでなく、自然の中での子どもの成長と発達に興味のある、すべての人を対象に 書かれています」と紹介されています。子ども、に限らずかつて子どもだったすべての大人たちにとっても得られるものや日々の生活に取り入れられる新たな視点、ある在り方の基軸、そして興奮と安堵を感じられることと思います。

そしてもう一つ、心に残る文を紹介したいと思います。

~今こそ私たちが責任を持って、かけがえのない自然とのつながりを回復するときです。それによって、私たちは自然を、そして自然を通して私たち自身を、もっと深く理解することができるでしょう。~

 

静かな雪の夜。ぜひこの本を手に、あなた自身の新たな冒険へと旅立ってください。

幸運を祈っています。

~管理人のつぶやき~

一人の子が座って、木に寄りかかって休んでいます。

先生が尋ねます「疲れたの?」

子どもは答えます「ううん、タイクツしているの。

タイクツした後は、とっても楽しく遊べるからね」

 

狭間に委ねる。。。楽しみのために。。。


蠍座新月のオススメ図書

2020.11.15

OECD(経済協力開発機構)が先導する、2030年を生き抜くための教育の指針を示した「Education2030」は予測困難な時代にも持続可能な社会を作るためには変化に対応できる人間を育てるしかないとし、未来に向けた教育を提唱しています。そこで重要とされている3つの力【新たな価値を創造する力・対立やジレンマを克服する力・責任ある行動をとる力】はいずれも「非認知能力」であり、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力であり、幼児期に伸ばすのが大事だと言われています。

 

文部科学省による学習指導要領でも言及されている「生きる力」

 

本書では「非認知能力」は“数字で表せない、豊かな「人間力」と「生きる力」”とも表現されています。

一度身につけたら生涯財産になるとも言われているこの見えない力である「非認知能力」とは何なのか、なぜこれほどまでに重要視されているのか、などが科学的根拠を基に書かれていると同時に、全米最優秀女子高生を育てた母親である著者自身の子育て中の躓きや自身の葛藤なども赤裸々に綴られ、読後は著者と一緒に泣いたり笑ったりしたような感覚さえ覚えます。

 

難しい言葉は使わずに、今日から家庭で実践できることが説明されており、よし!やってみよう!という気にさせてもらえます。

「非認知能力」とは何か、から始まり、家庭で実践できる非認知能力の育て方の具体的な取り組みを筆者の経験エピソードを交えながら紹介。後半では子どもを育てる上で大事なことをその理由と具体例、実践例を交えながら紹介しています。最終章では著者の代名詞ともいえる“パッション”~好き~は人生をかけがえのないものにしてくれるもの、人生を幸せと成功に導く非認知能力を育む入り口としてとらえ、子どものパッション~好きや楽しい~を探す方法を伝えています。

教育の現場で起こっていることの説明にとどまらず、家庭でだからこそできる、親だからこそできることがあるから伝えたい。そんな著者のパッションを是非感じてください。

~管理人のつぶやき~

心の強さがあれば人生が変わる。。。

あなたも、わたしも、だれでも。。。


天秤座新月のオススメ図書

2020.10.17

「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン
「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン

〝子どもにとって自然体験がいいとは聞くけど何をしたらいいのか分からない。〟
〝親である私は何も知らないので教えてあげられない。〟
時々そんな質問を受ける。

レイチェル・カーソンは
〜「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない〜
と言っている。

何も知らなくてもいいし
何かを見つけようとしなくてもいい。

自然はどんな自分も受け入れてくれる。
抱きしめてくれる。

きっと、自然の中で子どもが目の前で見せてくれるその姿が教えてくれる。
自然の中での出会いが、その子の五感や心になっていく。

だから子どもに委ねてみたらいい。
そして、子どもと一緒に本当の自分を生きたらいい。

〜以下、本文より抜粋〜
〝子どもといっしょに自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。
それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。
わたしたちの多くは、まわりの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。
しかし、目にはしていながら、ほんとうには見ていないことも多いのです。
見すごしていた美しさに目をひらくひとつの方法は自分自身に問いかけてみることです。

毎日森のようちえんで子どもたちの
センス・オブ・ワンダー=神秘的さや美しさに目を見はる感性 に触れるたび、私の中のセンス・オブ・ワンダーが目を覚ます。

この美しい地球に生まれた喜びを感じることができる喜びで満たされる。

 

だから私は今日も森に行く。

 

森のようちえんウィズ・ナチュラ

保育スタッフ ちひろちゃん

~管理人のつぶやき~

1965年に出版され今なお世界中で読み継がれているレイチェル・カーソンのラストメッセージである本書。

読む度に感じる振動。安堵と危機感。

恐れることはないと背中を押してくれると同時に、

踏み出さない大人への警告でもある。。。


乙女座新月のオススメ図書

2020.9.17

「常識を変える!親子で伸ばす自然な子育て」岡本麻友子著
「常識を変える!親子で伸ばす自然な子育て」岡本麻友子著

乙女座新月の今日、初めにご紹介するのはやはりこの本!

森のようちえんウィズ・ナチュラ代表岡本麻友子初著書『常識を変える!親子で伸ばす自然な子育て』(ギャラクシーブックス)

「読後には、明日を前向きに生きる自信が湧いてくる」「子育てしてるとかお母さんとか関係なく、自分らしく生きたい人に読んでほしい!」「自然育児に興味あるなしに関係なく、自己探求中の方、子供に関わるお仕事の方はぜひ読んで欲しいです。」「自分にとって、何が"自然か"勇気も湧くし、母である自分のこれからがますます楽しみになる」「母親・妻・嫁・娘でもない【自分】を思い出す。自分を生きることを思い出させてくれるバイブル本です」などのレビューが寄せられています。

本書には、最近よく目にする“自己肯定感”や“マインドフルネス”の考え、“本物の生きる力”などに通ずる著者の思いも綴られていますが、「これが正しい、こうすれば良い」という類いの押しつけではなく、自身の体験を踏まえながら「こう考えたら、こう捉えたら楽になるよ」とそっと背中を押して(またはさすって)くれるような、ふわっと心が軽くなる処方箋が隠されています。

何かに躓いた時、一休みしたい時、勇気がほしい時、、、もしあなたがそんな時を過ごしているとしたら、一度この本を手に取ってみて下さい。

~管理人のつぶやき~

「・・・深刻な時ってヒマ・・・」本書に出てくる一節です。

言葉にされると改めてそうだよな...と思いました。

“しんこく”ではなく“しんけん”に!貪欲に!自由に!


森のようちえんウィズ・ナチュラ季刊誌サステナme協賛企業様