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七夕のお母さん当番

朝のミーティングで最近のわたしと息子Yの事を話した。

 

毎日朝ようちえんに行きたくない。

支度もしたくない。

家で遊んでいたい。

DVDが見たいから行きたくない。

という日が続いていて、前日に、わたしがそのことについてイライラして怒り、Yは大泣きした。

 

その日あがってきた他のお母さん達の振り返りレポを読んで、

 

行きたくないと言うYに真剣に関わっていなかった。

どうにか支度させようと。

対等ではなかった。

朝の準備をしながら声掛けをしていた。と気づいた。

 

これじゃ前に進まないと思った。

 

当番の朝、Yがいつもより早起きしてした。朝起きてちょっとしたら、

今日もようちえん行きたくない。行かない。と言い出す。

 

Yの気持ち聞きたい、

真剣に話したいと思って前にすわってしっかり目をみて30分話した。

そしたら、自分から立ち上がって、準備を始めた。

いつもは手伝ってほしいと言うのに、今日は全部自分でやっていた、

Yのペースでゆっくり。

30分かけて着替えと準備。

Yのペースでやったら30分かかる。

これは億劫かもしれないな。

 

でもYは真剣にやっている。

 

わたしも同じだけ真剣に向き合う心と、時間はかかるかもしれないけど、伝わる事を忘れないでいよう。

 

 

それにはやはり、場を整える事、時間に余裕を持つ事が必要だよな。と思う。

年長Sが、ウッドデッキの上に本を並べだした。

 

天理図書館で借りてきたらしい。

かえる平家物語。

わたしも天理図書館でこの本見つけて、息子に、これお母さん見たいんだけどと言って、いらんと言われた一冊だ。

 

この本読みたかったんだー!!と言ったら、Sは嬉しそう。

ほかの本見たりしてたら、平家物語よまへんの?と一緒に読むことになった。

 

Sは、内容を覚えていて色々教えてくれた。

読みながら、去年のばらさんとはあまり関係を作れなかった事。作ろうとも思っていなかった事が頭をよぎった。

Sと一緒に本を読む時間が嬉しかった。

 

本を読むことで知る事がある。その知るが増える事で自分の自信につながる。

Sは今そこをやっていると。

 

造形もそう。

自分の頭の中のものを作り出す、作ったものに自分でオッケーを出す。

自分の自信につながる。

 

造形や、本、そんな風に捉えたことなかった!!!


年長ばらさんの話で、ばらになるまで置いてきてしまったこと。もう置かない。

 

子供はお母さんと言い合えていないと感じている。

おかしいなと思ったことは一緒に話す。

それが一歩先に進む方法。

子供たちは全部愛で受け止めてくれる。わからないことを恐れず進む。

一歩を踏み出す。

大人のナビゲートは必要。

わたし()を子供に移してしまうかもしれない、余計な事をいってしまうかもしれないという不安、恐れから伝えないのではスタートしていない。

止まっている。

今やるしかない。

どうなってもいいやん。

サポートできるみんながいる。

 

とスタッフさんから言葉をもらいました。

去年の七夕もお母さん当番だった。あの日は雨だったけど、今日は良い天気。

 

今年も、絵本「おこだでませんように」を朝の会で読む。

去年も泣きそうになったけど、今年も泣きそうになった。

みんなも真剣に聞いている。

本の後に、スタッフゆかさんからなんで主人公の男の子は怒っていたのかな?

色々な答えがかえってくる。

 

本の中の大人が怒っているときは、子供の気持ちわかっていたかな?

みんなも本当の気持ち大人に伝わってないと思うことある?

伝わってほしいと思う事ある?

 

うなずく子もいる。

声からゆかさんの真剣な気持ちは伝わってきた。

このときの声はわたしにびりびりと響いた。

 

 

短冊の場所では、Yが一人で集中して何かを作っていた。

みんながスコップを探している間も、今日はこれをやる!と決めていたのかアートセットを取りに走っていた。

 

集中して作る姿を見ながら、一年前、のいちご終わりの会までわたしの傍から離れなかったY、イライラしながらも安心していた自分を思い出す。

 

レポを読み返していたらあの時は、朝から「赤ちゃん猫ちゃんになっちゃった。。。」といって抱っこになった。

 

あぁ。あの頃はそうだったな。

 

 

Yはどんどん成長しているのはわかる。

 

わたしも変わっていないようでも前には進んでいる。

帰りの車の中で、笹飾り作ろうね!

ずーっと大切にしようね!

Y

 

帰ってから、

 

大切にとっておけば、来年つくらなくていいからな~!

 

と、一緒に作りました。

 

真剣に、カメ、トリケラトプス、ステゴサウルスを作り、笹に結んでいました。

 

これもYの自信になっていってるんだなぁ。

 

 

みんなの分の笹を持ってきてくれたナンシーありがと~!


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