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息子から学ぶこと

最近、何をするにも怒りながら話をしてくる息子(年少児)。

その怒りはどこからくるのか、本当の気持ちは何なのか?

一つずつ紐解いていくようにしている。

 

先日「お金がほしい!!」「なんで子どもはお金もらえないの!!」と怒って言い出した。

「お金をたくさん持って何をしたいのか?」と聞いても、

何かが買いたいとかではなく、ただ持っていたい。

色々聞いていくと、「お金をようちえんに持っていきたい。」ということだった。

 

息子は、よくようちえんに何かを持って行きたがる。

「なんで持って行きたいのか?」

このやり取りを何度もやってきた。

 

皆にお金を見せてどうしたいのか?

何度も同じところに戻りながら話をした。

私の出す言葉と息子の心の声が、ずれていないか確認しながら。

 

お金を見せて、

T(息子)のことを見てもらいたい気持ちがある事と

友達と一緒に遊びたい、話したいと出てきた。

 

それがやりたいことなら、お金はいる?となって

 

息子も「いらないな…」となり、話は終わった。

 

自分を見てもらいたい

年中、年長児の友達と一緒にいたい

人とのかかわりを求めているんだなぁ

 

物を持って行っても、息子自身を見てもらえるわけじゃないのにな~

と思うけれど、

スタッフさんにこの話を聞いてもらう中で、

体験しないと分からないとあった。

そう体験。

 

息子がようちえんに持って行きたいもの。

(お金は違うと思うけれど)

「それ必要?」と持って行かせないではなく、

おもちゃ、制作物、絵本等、

なんでそれなんだろう?

持って行ったあとも、それで終わりではなくて、一個一個丁寧にみていきたいと思った。

 

私がスタッフさんと話をしている間、

息子は、年長・年中児と遊んでいた。

 

話しかけて、

かかわりにいこうとするけど

スピードや感覚についていけない部分がある。

でもなんとなく遊びには参加をしている。

体験して、相手との感覚も掴んでいくとスタッフさんが解説をしてくれた。

 

 

その時はその姿が愛おしく、

面白く感じていたが

考えていると、大人はどうだろうかと思い始めた。

余計な感情が出てきたり

諦めたり、拗ねたり、なかったことにしたり

うわべだけでかかわったり…?

 

そう思うと、何かを持って行って繋がりたい

話を聞いてもらえるまで何度もついていく

人とかかわり続けようとする息子の姿を誇らしく思った。

 

 

「子どもは毎日森でやっている」という言葉が刺さる。

 

(年少児保護者 さとちゃん)


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