· 

嘘つくと“本人が一番しんどい”事を心配する仲間

朝の会。
前日のランチの時間に起きたこと(荷物起きの前にご飯と人参の塊が無造作に落ちていたこと)で、皆からハテナが出てきていると、子ども達自身から話が始まった。

 

話が始まると落ち着きがなくなるK。

 

Sくんが、「誰がやったのかが気になる」という。
カラスかな?という話にもなるけど、そうなのかな?
多くの子も、”誰が”というのはきっと分かっているけど確信をついたことは言わないでいる。

仲間に問われると「違う」というKが、
後ろを向きながら
めちゃくちゃ小さな声で「Kだよ」「Kだよ」と2回(自分の名前を)言った!!

え!!?(後ろ向いて ”自分だ” って言った!?)

気づいたのは私だけ!(私はお母さん当番でそこにいた)
どうしよう!!と焦って…
私がそれを言うのは違う気がして。

「Kだよ」って……
本当は、やってしまったことを言いたい?
気付いてほしいんかな、
こわいもんな、自分から言うってこわい。
こわいよなぁと思って
胸が苦しくなる
でも何もできず
Kの背中をさする。

話し合いの時間どんな気持ちやったんやろう。

 


一緒に話していたYはその時の気持ちを「悲しかった、ご飯が落ちていて悲しかった」と話した。


皆の中で色々な思いが沸き起こっているのかな。


冒頭Sくんが、「誰がやったのか気になる」というのも
嘘をついたらその後が苦しく、しんどいから。
自分の体験からそれが分かるから、気になるって。
それを知ったときはもう…

 

そんな優しい世界があるのか!!と思った。


自分で乗り越えるしかないし、そうやって体験をやりきるから人の事も自分事になるのか。これか…と思いました。


息子もよく「やっちゃった。」と言っています。
あまりにも繰り返す息子に、
「自分をがっかりさせてしまうんじゃないの?」といったことがあって
自分が言ってしまったこと、言葉に違和感が残っていました。

 

 

 

後日、保護者間でシェアされていた、はるぴん母のエピソードを読んで、

“(はるぴん母と登園時に)バイバイお別れできる自分になりたい息子のHからは、できなかった時があっても、がっかり感をまったく感じない”

というものがあった。
スタッフさんに質問すると、
がっかりする=前段階でジャッジがあるからじゃないかな。

 

大人の価値観かもしれないねと話してくれて
うわぁ~そうやわぁ~あらゆることにジャッジしてる。
ゴーーーーン

 

 

 

子ども達、すごいな。
自分を責めるとかない。
成長したい意志のかたまり。
すごい。

 

(年少保護者 さとちゃん)


森のようちえんウィズ・ナチュラ季刊誌サステナme協賛企業様