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お父さんとおむすびの会

朝からお父さん当番で一緒に行く事を伝えると娘は「やった!」と言っていた。僕が参加することによりベタベタしてきた娘だったけど、こうやってようちえんの中に入って一緒に過ごすのはあと何回できるだろう。ありがたい機会。

ナチュラでは毎日お当番で誰か保護者がいたり、研修などで大人が来る事に子供もスタッフも慣れているからかそのままの姿を見せてくれる。

もう何度目かのおむすびの会。
子供たちは手順や火加減などもよく理解している。
僕が「何のために鍋の蓋に箸さすの?」と質問すると「ふきこぼれないため!」としっかり教えてくれる。
炊飯器と違って土鍋は早い炊き上がり!美味しい匂いが広がる。蒸らしを終えて、蓋を開けるとつやつやピカピカのご飯!
子供たち、きゅーっと優しく丁寧に結んでいる。結びたてをほおばる!最高!!

僕が「この前テレビでみたんやけど、空気をいっぱい入れたらふわっと美味しいおむすびになるらしい」といって、かるーく握ってみる。「アニキみたいにしてみる」と軽く結んでみる子も。一口食べるとすぐにボロボロっと砕ける。あーくずれちゃうなぁなどとやり取りも楽しかった。いつもながら、挑戦と失敗を安心してできる場所。そして、じゃあ次どうしようかも自分でしっかり考えられるのはさすが。今日は自分のために結んだけど、次回はかりんのいちご達に結びたいと振り返りでは意気込みも感じられた。

食育という言葉は最近よく聞くけど、いまいち分からなかった。
でも、おむすびの会に出て思ったこと。おむすびの会だけが食育じゃない。
普段から、自分たちでお米を育てたり、畑をして、収穫したものを食べる。
自分たちの食べるものがどうやって食卓にあがってきてるのかという事。
気持ちをこめて作ったもの、できたては体が元気になる。食べたものが体を作る事。
誰とどこでどんな風に食べるのかという事。
全部普段からようちえんで毎日していること。つまり、生きることなんやなーと思いました。

年長児保護者 アニキ


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