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初めての、森の運動会~のいちご母さん編

年少の娘の、初めての運動会。

私たち夫婦はそれぞれ、楽しみでありつつモヤモヤもするような微妙な心境で当日を迎えました。

運動会の数日前に綱引きの練習をした写真を見て、また娘が「やらない」を選択していることを知りました。
夫は「恥ずかしいから、やらない」という気持ちをなかなか理解し難いらしく、前日に「Nが何もやらないのに、見に行っても仕方ないのでは」と言い出して。Nの「やらない」に乱される私たち(笑)

そんな風にして迎えた運動会でしたが、カラッと晴れて里山の自然に囲まれた空き地で、地域の方々が見てくださっている中、皆の笑顔、このなんとも言えない幸せな光景を目にした時に、自分が楽しくて嬉しくて仕方ない気持ちに!
子どもたちが皆で何をやりたいか出し合って決めた子どもたちの為の運動会。
結局、色んな種目に参加して、めちゃくちゃ本気で楽しんでいたのは夫でした。

かけっこ、綱引き、オンリーワンリレー、リズム体操、どれにも参加しなかった娘。本当は皆とやりたいのかな〜、どんな気持ちなんかな〜と思いながら、とにかくその日は自分が楽しくてそのまま通り過ごしましたが、
翌朝に色々話してくれたのは、
「皆が楽しそうなのを見たら、いいなーとは思うけど、自分はやりたくない」
「恥ずかしいからやりたくない」。
「かりんさんになってもやらないよ」。
やらなくてスッキリしているかと聞くと
「スッキリはしていない。でも、やりたい遊びじゃないからやらない」。
参加できたらスッキリするだろうとも思っていないらしく、ここまでしっかりとやりたくない気持ちを持っていたのかーと、感心しました。

そして、スタッフさんや周りの大人も子供も、そんな娘をそのまんま受け入れてくださっていて、親である自分が居心地の悪さも引け目も何も感じていなかったなーと、後で思い返して気づきました。それどころか、満開の笑顔に囲まれて温かかったです。
本気で悔しがったり、本気で飛び上がって喜ぶ大人たちの姿、娘があの場でそれを見てその空気を感じていたこと、それでもう十分すぎるなぁ〜と。
いつもこんな温かい場所で、心を育んでもらっている娘。安心感に包まれた、幸せな余韻です。

のいちご組(年少児)保護者 ちぃちぃ

天理市長滝町の秋の色~ネイチャーゲーム
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