はるのえほん
このページでは、森のようちえんウィズ・ナチュラの日々の活動で読まれている絵本やスタッフ・保護者がオススメする季節の絵本を紹介します。
サソリ座満月(2022.5.15.)
ウクライナの絵本
ウクライナの昔話
『わらのうし』
『セルコ』
文 内田莉莎子 絵 ワレンチン・ゴルディチューク
福音館書店
ウクライナの民話で一番知られているのは『てぶくろ』(エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ作 内田莉莎子訳 福音館書店)でしょうか。今はこの『てぶくろ』とロシア民話の『おおきなかぶ』(A・トルストイ 再話 / 内田 莉莎子 訳 / 佐藤 忠良 画 福音館書店)が書店に並んでいることが多いようですね。
※ようちえんではみんなで読みたい本を
家から持ってくる子もいる。
これは年長Mが持ってきた本。
私は、世界にある国を知りたいと思った時、国歌から入ります笑 今回の戦争が始まって、まず聞いたのがロシアとウクライナの国歌。ロシアはバレエや音楽の文化が素晴らしいですよね。ウクライナもバイオリン弾きが多いです。
そして、絵本を読んでみます。日本の昔話のように、起承転結がはっきりしているわけでなく、え?それでいいの?と思わず首を傾げてしまうところもあるのですが、でも逆にやけにスッキリするところもあります。どこの国にも大切な文化があり、人があり、どれも壊していいはずがない。戦争って何?どの国が戦争しているの?を子供と一緒に考えるとき、絵本を読んでみるのも一つの手だと思います。
バイオリン弾き、年少年中の保護者
Nancy
乙女座満月(2022.3.18)
ようちえんスタッフが
卒園児に贈るえほん
『あなたがいてくれたから』
文 コビ・ヤマダ 絵 ナタリー・ラッセル
訳 高橋久美子
森のようちえんウィズ・ナチュラでは、毎年卒園児に絵本を贈っています。
今年スタッフが選んだこの絵本。
一緒に笑い、泣き、励ましてくれた
あなたがいなければ
きっと今の私はいなかったでしょう。
私を私にしてくれた世界と、それぞれの未来に愛と感謝を込めて。(ブックカバーより)
全てのページ「あなたがいてくれたから〜」で始まります。
「あなたがいてくれたからチャレンジすることは楽しいとわかりました」(本文より)
一見、「あなた」は大人に思えるのですが、どうしたことか、「あなた」は子どもたちであり、大人から、または仲間から「あなた」へのメッセージと受け取れます。
これを受け取った卒園児たちはどのように受け取るでしょうか。これから始まる輝かしい未来の中で、必要な時にこの絵本を手に取り、卒園式や森で過ごした日々のこと、大切な仲間のことを思い出してくれたら嬉しいなと思います。「あなた」はその時誰のことになるのかな?
HP担当 Nancy
蠍座満月(2021.4.27)
ようちえんスタッフゆかさん
オススメのはるのえほん
日々森の中で子供たちの心の機微を妖精のように見守っている保育スタッフゆかさんがオススメする春の絵本はこれ!
『はるのやまはザワザワ』
村上康成 作
徳間書店
〜耳をすましてごらん!
春の山は命の音であふれているよ!〜
冬の間は静寂に包まれていた。だからこそ〘春が来た!〙って
春は、命の音でいっぱい!
新緑が芽吹きそよ風に揺れる音…
小鳥達の賑やかな会話…
土の中から冬眠していたカエルが目覚めぴょんぴょんと散歩
ツバメが南の国から帰って来て、それぞれの命のバトン繋
野花も一気に芽吹いて勢いがあり、一瞬一瞬変化していく目にう
「ほらっ?!聴こえるよ…」
と空間に響く音を見つける。
音に命の息吹を感じる子ども達。この瞬間しかない命の音をぜ
心も踊る。
そんな命の音です。
森のようちえんウィズ・ナチュラ
保育スタッフ ゆか
~管理人のつぶやき~
いのちのおと。。。生きている証。。。
トクン、トクン、トクン、
最後の一音まで、この世界に響け!
天秤座満月(2021.3.29)
ようちえん卒園児保護者なおちゃん
オススメのはるのえほん
この春ウィズ・ナチュラを卒園し卒園児保護者となったなおちゃんがオススメする春の絵本はこの2冊!
『3じの おちゃに きてください』
こだま ともこ 作、なかの ひろたか 絵
福音館書店
春になると子どもたちと開きたくなる絵本です。
3時は子どもたちにとって、大好きなじかん(笑)
大人もしかり。。
『3時のおちゃにきてください』ってフレーズに、何だか特別な雰囲気と、みどりのみどりって誰だろう?というわくわく、ページをめくる度に出てくる春の花や自然物に春の陽気を感じられて、最後のページに親子でこころがほっこり温まります。
ぜひ春に手にとってみてほしい絵本です。
きっとその後にお散歩にも出かけたくなる。。
それとも
おやつが食べたくなっちゃうかな!?(笑)
『しげみむら おいしいむら やなぎむらのおはなし』
カズコ・G・ストーン 作
福音館書店
こちらも春がくると開きたくなる絵本の一つ。
色鉛筆で描かれた優しいタッチが大好きです。
森のようちえんでは日々色んな命と出会います。
絵本を開くと森で出会う小さな虫たちの世界が広がっていて、子どもたちから見える世界はこんな風に見えているのかもしれないなぁなんて想像してしまいます。
虫好きの子どもたちは次々に出てくる虫たちに興味津々。
虫が苦手な子もこの絵本に出てくる虫たちの性格やストーリーにいつのまにか引き込まれてしまうかも。
そして、次にその小さな友だちに出会ったときに少し身近に感じられるかもしれません。
文字が多い絵本ですが、絵を眺めているだけでもほっこりできる絵本です。
卒園児保護者 なおちゃん
~管理人のつぶやき~
春。。。自然の芽吹きを感じる季節。
香りや色とともに
鮮やかに蘇る思い出の数々。
お母さんが読んでくれた絵本も
その一つになっていくのかなぁ。。。
乙女座満月(2021.2.27)
あおぞら絵本カフェスタッフオススメの
はるのえほん
森のようちえんウィズ・ナチュラの保護者が企画・運営しているイベント“あおぞら絵本カフェ”。
青空や緑の中で過ごす「おやこじかん」を提供しているスタッフかずみちゃんがオススメする春の絵本はこの2冊!
『すきすきだいすき〜ブルーノのプロポーズ〜』
ピョートル・ウィルコン文、ヨゼフ・ウィルコン絵
いずみちほこ訳 セーラー出版
テーマの「春」から人生の春が頭をよぎり、ふとこの絵本を思い出しました。
しばらく直し込んでたので、初めて読むような感覚で読むことが出来ました。
そして今母となり母目線で息子を感じながら(笑
ヒョウのブルーノが出逢った黒ヒョウの女の子リサ。仲良くしてたのにある時姿を消してしまいます。どうしてか理由がわからないブルーノ。探して探して見つからなくて、、、
ブルーノが自分に向き合う姿や最後にお母さんに話をする場面がいいなぁと思います。
お母さんの寄り添いがじーんとくるのです。
私なら息子になんて声かけるだろうか?と。
絵本の中では1場面なんですが、ここに惹かれてしまいます。
私もブルーノのお母さんのように、息子を愛してるからこそ必要最小限のアドバイスだけが出来るよう
(ついつい余計なお世話をしがちな母なんで笑)
さてさてブルーノとリサはどうなったと思いますか?それは読んでのお楽しみ!
『きいろいのはちょうちょ』
五味太郎 作・絵 偕成社
きいろいのはちょうちょ…
だと思って捕まえてみたら、黄色い花だったりひよこだったり色々な黄色いものが出てきます。
最後にはきいろいのはもうぜったいにちょうちょじゃない…とソッポを向け
しかけ絵本で昔から好きな絵本の一冊です。
春にちょうちょが出てくると追いかけたら
絵本のような面白い出逢いがあるかなぁと
考えてしまいます。笑
五味さんの絵も素敵で文字以外の部分でのストーリーも親子で話すきっかけになり楽しいです。
オチはあえていわないけど、大人の方が心に響くと思います。笑
絵本カフェスタッフ(卒園児保護者)
かずみちゃん
~管理人のつぶやき~
“サバンナは やみにつつまれていました”
“きいろいのは ちょうちょ”
絵本のはじまりの文です。
最初の一文、最初の一言で
物語の世界へと誘ってくれる、
第一印象の大切さを感じる言葉だと思います。
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