nøgle~オススメ書籍 2021.9~


“nøgle(ノイレ)”は“鍵”という意味のあるデンマーク語です。

このページでは、森のようちえん関連、自然保育やウィズ・ナチュラのエッセンスを感じていただけるようなオススメ書籍をご紹介します。


2021年度2学期にご紹介するおすすめ書籍

2021.9.7 「教えから学びへ」汐見稔幸 著


乙女座新月のオススメ図書

2021.9.7

自分を見つめ直し、肩の力を抜いて、

自分らしくペースを整えるにふさわしい

乙女座の新月にりえぽんが

オススメする書籍は。。。

教えから学びへ
教育にとって一番大切なこと
汐見稔幸 著
河出新書

タイトルを読んで、学校教育の変容について述べる内容とは想像がついたのですが、教育者であるかどうかに関わらず「なぜ人は学ぶのか?」「自分はどう生きるのか?」という本質的で有意義な問いを受け取りました。

近年教育に関わる人たちの関心が「どう教えるか」から「子どもたちが何を学ぶのか」へ移行してきている理由として「これさえ覚えておけば正しく生き、いい社会をつくる力を身につけることができる」と確信を持てるものがなくなった、つまり、教師が子どもたちに啓蒙する教育の時代が終わったと記されています。

「正解」のない時代の教師と学校の役割は、「正解」を早く導き出す力としての「学力」を教え込むのではなく

「子どもたちの学びをどう育てるのか」とならざるを得ない。そして、いまを生きるすべての人に大事な力は、これまで正解とされていたことでさえ「本当にそうなのか?」と問い直し、自分なりに考え、自分なりの解を導き出す力であると著者は述べています。

そして、『なぜ人は学ぶのか?』という問いについて、著者である汐見先生はいまのところの下記の答えに行きついたとのこと。

 

・「自分の自己実現(自分が心の深いところで本当に「やりたい」と思うことを実現すること)」のため、自分が「何をしているときに生き生きとするか」を見つけるために学ぶ。

・「社会の自己実現(社会が、その構成員をできるだけ多く幸せにできるようになっていくこと)」のため、「どうすればみんながいい顔をして生きていける社会にできるか」を見つけるために学ぶ。

・「そこに自分がどう関わることができるか」を見つけるために学ぶ。 

私はこれを読んだときに、「その通りだ!」と同時に「え、それでいいの?」という気持ちが出てきました。

やはりまだどこかに、「知識や学力をつけるために学ばなくてはならないのでは」という固定観念や、「知識や学力をつけておくと幸福につながる」という幻想がまだ残っているのだと気づきました。

そもそも、自分や身の回りの人が幸福でありたいために学ぶのに、知識をつけるために学ぶというのは手段が目的となっておりおかしな話。 

学ぶということの本質をもっと見つめて、特に大人が議論を交わしていくことが大事だと痛感しました。

現状の学校を上手に軌道修正していくためには、教育現場や社会が「こうすればみんなが幸せになる」という目標を示し、子どもたちと一緒に学ぶ姿勢になる必要がある。

そうなったときに再び、「学校っていいものだなぁ」と誰もが感じられるようになり、学校は信頼を取り戻すことができるはずである。

 

そして子どもを「一緒に生きていく対等なパートナー」とみることで、その関係性は大きく変わっていくはずだ、と著者は語っています。

 

 さらには、子どもに関わる大人たちに求められるのは、「人間って深いし、面白い」ということを見出す力。

学校の勉強ができるできないという評価から離れ、「この子はどんな人生を送るのかな」「原石のようなこの子どもたちが、それぞれどんな宝石になるのかな」

という視点から子どもを見ることができれば、子どもたちへの接し方も自ずと変わってくるはずである、と強く語られています。

子どもを見る視点を変えること。単純ですが、人によっては非常に難しいことかもしれない。

けれどこれからを生きる私たちが幸せになるポイントはそににあると信じ動き出すときなのだと、

この著書を読んで勇気がわいてきます。

幼児教育・小学校教育・社会・・・そういった分類でものごとをみるのではなく、包括的に本質的に「生きる」ということ「幸せ」ということについて、自然の中で五感で感じながら、各々に深めていくこと。
森のようちえんで取り組んでいることは、そのまま、未来を創り出していることなんだな・・・とこの本を読んで再認識しました。
「生きているっていいな」。みんながそう感じられる社会となるために。
自分には、何ができるかな?

年中児保護者 りえぽん

〜管理人の呟き〜

変容こそが学びである、とTimは言う

自分の殻を脱ぎ捨て

あらゆる可能性に向けて「わたし」を開き

繋がることでお互いを変容させていく、と

大丈夫、私たちはずっと

変わり続けてきたのだから

 。。。


2021年4月~8月 オススメ書籍

「ティール時代」の子育ての秘密 あなたが輝き、子どももより輝くための12章 天外伺朗著

「ママのためのシュタイナー教育入門」ドーリス・シューラー 著、鳥山雅代訳

「デンマークの親は子どもを褒めない」ジェシカ・ジョエル・アレキサンダー・イーベン・ディシング・サンダール著、鹿田 昌美訳

「シェアリングネイチャー自然の喜びをわかちあおう」ジョセフ・コーネル著

「やさしさ」の教育 センス・オブ・ワンダーを子どもたちに 露木和男著 


2020.9.17~2021.03.13 オススメ書籍

「あしのうらのはなし」やぎゅうげんいちろう作

「0歳からの足育(あしいく)のすすめ」玉島麻理・小野直洋・高山かおる著、武藤芳照監修

「こどもキッチン、はじまります」石井由紀子著

「一汁一菜でよいという提案」土井善晴著

「みんなのちきゅうカタログ」監修 ソーヤー海/絵 川村若菜/文 福岡梓

「北欧の森のようちえん」リッケ・ローゼングレン著 

ヴィンスルー美智子/村上進 訳

「非認知能力の育て方-心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育」ボーク重子著

「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著

「常識を変える!親子で伸ばす自然な子育て」岡本麻友子著


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