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立ち止まらないと みえないもの

息子は、持ってきていたバケツに水を入れたがったので 小川から水を汲んで渡した。
水遊びに参加するのかと思いきや
丸太の上にバケツを置いて一緒に座ってみたり、
バケツを持ったまま、遠くでお散歩している親子を見つけては「なにしてんの〜〜」と話しかけに行ったり、
水遊びしている皆を見て「なにしてんの〜〜」とブツブツ言ってみたり‥
この時は、私が息子に「なにしてんの?」って聞きたいわと思っていた。笑

本当になに考えてるんやろうと思って
ぐっと目線を息子に合わせて見てみた。

キョロキョロ辺りを見渡して「Aちゃんは?」と最近よく話しかけに行くお母さんを探し始めた。
「お散歩に行ったんじゃないかな?」と言うと「よし、行こう!」とバケツを私に託して
広場から近くの神社まで続く、細い坂道を歩き出した。
息子の後ろを歩いていると、途中周りの森を見渡しながら歩く姿があった。
背筋がスッと伸びていて、すごく大きく見えた瞬間グッときて、泣きそうになった。
そんな風に周りの景色見れるんや。
いつもセミを見つけたいって言うのに下しか見てなくて、「上見たら?」と急かすように言ってた。
まだまだ視野が狭いんや〜とか思ってた。
けど 違う。

気づかないうちに大きくなってるって感じて
焦る気持ちが出てきた。

そんな事を考えていたら「お母さん、手つなご」と手を繋いできてくれた。
いつもは私の方から「危ないから!手繋いで!」と、これまた急かすように言っている。
神社につくとAちゃんがいて、息子はバケツに入った水の話を聞いてもらい受け止めてもらって嬉しそう。
その後息子が
「お母さん、ほら お水丸いでしょ〜。」と言ってきた。
お水丸い? バケツが丸いってこと?

私は気づかないうちに、何をしているのか明確なものを息子に求めているのかもしれない。
水遊びをしている・泥遊びをしている・虫を探している周りから見て、分かりやすいもの。

息子はバケツと一緒に座りながらきっと何かを考えていたんだろう。
他のお母さんに話しかけて、 何かに気づいてもらいたかったのか・伝えたかったのか想いがあったんだろう。

日々生活する中では、きっと気づけなかったと思う。
大事にしようって思っていても 忘れてしまう。
はぐみぃの親子時間があるから、思い出せる。
息子のその瞬間しかない気持ちに
いかにたくさん気づけるか。
気づき始めたら、どんどん息子が考えてる事が見えてくる。
一瞬一瞬で、色んなことを考えている。
以前「T(息子)は 周りのことよく見てるね」と言われた事がある。
その時は、へぇ〜そうなんや とよく分かっていなかったけど、今日分かった。
すごく周りの事を見ている。

あと一年もない親子時間を、流してしまわないように過ごしていきたい。

 

親子組はぐみぃ保護者兼スタッフ さとちゃん


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