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新入園 娘と私の3ヶ月

かまってちゃんで、気持ちの切り替えが苦手で、褒められて伸びるタイプで慎重派の長女とは、3歳までべったり濃い時間を過ごしてきた。人に預かってもらう機会も少なかった。
昨年度、ようちえんへの入園を意識し始めてからは、早く親子離れて過ごせるようにと焦っていた私がいた。
かたや娘は、ようちえんとはなんぞや。誰と何をするところだろう。しかも頼みの母ちゃんもいないらしい…未知の世界に不安が大きかったと思う。
さらに、離れたいのに離れてくれないモヤモヤを抱える母ちゃんの表情をみて余計不安になる…。。
私は、「すぐ離れられなくても焦らなくてもいい」「まずは娘の気持ちを受け止めて、付き合おう」と頭では考えていても、絶叫する娘を前にすると疲弊し、周りの様子を気にして比べて焦ってしまう…を行ったり来たりしていた。

4月、入園式はすご〜く温かく幸せな時間だった。保育スタッフ・在園児・卒園児・保護者のみんなの醸し出す雰囲気に、どんなあなたも受け入れるよ〜という包容力を感じた。娘だけでなく、母である私までも。
この日を境に、「もうようちえんに入ったんだもんね!」「もうのいちごさん(年少組の名前)になったからこれもできるよ!」と、娘に入園の自覚が生まれた。
自分が大切にされていることがちゃ〜んとわかったら、前へ進めるんだなぁ。

森で過ごす時間を楽しみにしていた矢先、コロナ感染拡大の影響で登園は見合わせに。オンラインで朝の会・帰りの会に参加しながらの、自宅保育がスタートした。
3月いかに親子離れられるかを考えていたのに、その先はこれまで以上の親子べったりの日々が待っていようとは!
けれどいまは、私たちだけじゃない。タブレットの画面の先だけど、ようちえんのみんなと会える。
オンラインで繋がる時間は、みんなとの時間に意識を向ける。自宅であっても、保育の時間帯は娘との時間に意識を向ける。
これをしていると、娘と対話している手応えをすごく感じ、丁寧に小さなことを発見して感動する時間をたくさん共有でき、心底楽しかった。逆にこれまできちんと娘に意識を向けられていなかったことに気づいた。

5月、オンライン森のようちえん生活も1ヶ月が過ぎた。保育スタッフさんや園児の名前と顔が一致するようになり、画面に向かって「元気だよー!」「今日たんぽぽ見つけたよー!」と、娘らしい姿で発言できるようになってきた。
画面の向こうであっても、みんなに愛着をもち、娘のペースでようちえんになじんでいった。慎重派の娘には、1ヶ月半オンラインで徐々に…というペースが合っていたのかもしれない
物理的には親子べったり過ごした期間だったけれど、私も娘もそれぞれ自分の心身を整えることができた感覚があり、登園が始まっても朝バイバイできるだろうなとふと感じた。

6月、母ちゃんバイバ〜イと、気持ち良い笑顔で遊びの中に入っていき、ようちえんを楽しむ3歳5ヶ月の娘の姿が森にある。

娘の成長と、意識を向けることの手応えを感じられた3ヶ月。また、子どもの順応性やたくましさ、森に入れるありがたみが身に染みた期間でもあった。
ここが私たち親子のようちえん生活のスタートライン。
そしてこれからはシンプルに、「自分は何がしたいのか」「そのために何を助けてほしいのか」これを自分で認識して周りに発信できるようになっていきたい。
そして、仲間から発信が来たら寄り添える私たちであるように
親子で成長していこう!

(年少児保護者りえぽん)


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