
4月の入園式後から登園を自粛し会えない日々が続きました。スタッフの迅速な対応によって、オンラインでの朝の会が始まり、共有アルバムでそれまであまり目にする機会の無かった自宅での子どもたちの様子をシェアするように。
それは、子どもたちの生活を整えるべく四苦八苦する母たちの日々でもあり、移動の自由を制限された子どもたちの戦いの日々であり、家族や友人、大切な人たちに想いを馳せる日々でもありました。

毎日が、‟おうちで”森のようちえん。
必然性の中で繰り返されるトライ&エラー。
その中で沸き起こる興奮や感動の瞬間。
それをこぼさないように大切に包んでいたかと思えば、思わず落としてしまうこともあり、右往左往する日々。
それでも子どもたちは笑顔を輝かせ、”好き”に導かれながら、時に友だちの行動に触発されながら、自分探求に明け暮れていました。
そうこうしているうちに、緊急事態宣言が解除へと動き始め、私たちの生活も少しずつ変わり始めました。

学年別にフィールドへ足を運び、体と心を自然に還していく感覚は心地よく、‟これだ!”の感覚に身を委ねてみる。
子どもたちは、といえば昨日も一緒にここで遊んでいたかのように遊びだす姿もあり、いつも、どこでも繋がっている人がいる、場所がある安心感を抱いていたと思います。
様々な感情に出会い、ぶつかりながらも歩き続けた日々もひとまずは終わりを告げ、また森へと行く時間がやって来ました。
この2か月間で感じたこと、経験したことを忘れずに、目の前のことを自分の目で見て心で感じて過ごしていきたいと思います。
年中児保護者 クーチェ
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